最近、ラジオで聞いた識者の意見に対する違和感まとめ
こんばんわ
今日は、夜時間帯の更新になります。
先日、あるラジオ番組に出演されている識者が、「残業時間に給料を払わない
企業は、つぶれるべきだし、そんなところに入るのはいけないんですよっ!!」
と語っておられた。
この識者の方は、全体の論調として正しいが、この発言には違和感を持った。
もちろん、この手の違和感発言は、もう聞きたくないという方はここで
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以下、読んでくださる方だけを対象に書く。
最近のブラック企業問題で、違和感覚えるのは、この問題、
大きく言えば、正規雇用と非正規雇用のパイ(利益)の奪い合いだからだ。
超極端な悪質ブラック企業は、例外で即刻改善必須なわけだが。
改善したからといって、利益が倍になるわけじゃないんだから、片方良くすれば片方落ちるのが、均衡だ。
端的に言えば、自分の給料が、下がっても他人の給料や条件を改善するのを受け入れる人がいない以上、同一労働同一賃金など、絵に描いた餅。
そうじゃないという批判もあるし、それが成立する社会も一部で
あることは承知しているつもりである。
しかし、さきほどの識者の方たちの意見は、多くの場合その
論理が成立しない社会を考慮していない。
これは、それを守るべきだと主張してるわけではない。
その可能性を考慮すら、していないことだ。
その可能性を考慮していないにも関わらず
それを表向きに発言することは
しない。当然だ。後ろ向きだから、ネガティブだからだ。
彼らの論理は、確かに正当性がある。でも、一方で
現実に、起こっていることはその彼らの論理の
成立しない社会に所属する人々が
大部分であるということだ。
彼らが考慮することしない人たちは、
彼らにとっては一部少数なのかもしれない。
しかし、その認識が圧倒的に
足りないとも思う。