最近、読んだ本について
こんばんわ。
関東の気温はまだ、ちょっと暑いですが。
風のほうは、秋の足音を感じる程度には
涼やかになってきました。
今日は、最近読んだ本について
以下 (amazonより抜粋)
あらすじ
“ラバーネック”/「名詞」(ゴムのように首を伸ばして)むやみに見る人、物見高い人。アスペルガー症候群のパトリックは人とのコミュニケーションは苦手だが、一端興味を抱いたことに対する追求心は凄まじい。十年前の父親の事故死をきっかけに「死」への探求にとらわれ、医大の生物学部で解剖学を学んでいる。解剖実習の途中、「遺体十九番」から不審物を見つけた彼はある疑念を抱く。脳神経科病棟で行われていた驚くべき所業、そして真犯人とは?
感想
この本を読んだきっかけは、英国推理小説家協会の長篇部門の
ノミネートされた作家の過去作を読みたいなと思ったことです。
読んでみて、一番の感想は、英国文学独特の強烈な揶揄の入った
文章が癖になるということです。これが好きなタイプの読者は
すごくハマると思います。主人公と母親とのやり取りの読みながら
泣きそうになるせつないやりとりや病棟における患者と看護士の
関係。
一つ一つ読者が感じる違和感や謎解き欲求に真摯に対応している
文章を見て、きっと真摯な作家なんだろうなと確信しました。
最近、日本の小説が読みきれなくて、悩んでいたのですが。
これからは、海外の文学でリハビリするのもいいかなと
思いました。